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関関同立・産近甲龍に特化した情報誌

関関同立、産近甲龍が難化してるってホント!?

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英語講師のNomuです!!

 

 

2018年の私立大学入試は一言でいうとカオスでした。

なぜならば、今までのセオリーが通じなくなったからです。

具体的には、

今まで関西大学に合格していたであろう学力の受験生が

近畿大学までしか合格できなかったからです。

要は私立大学は難化しました。

 

 ということで今回は

・2018年入試が難化した理由

・2019年入試の考察

この2つを中心にみていきましょう。

 

 

 

  

 

2018年入試の結果

模擬試験の判定はA(合格確実)で、赤本(過去の入試問題集)でも

合格最低点をクリアした受験生でも、軒並み不合格になるケースをあちこちで見かけました。

 

テレビCMで有名な進学塾の講師も「合格最低ラインが10%から15%上がった感じがする。

親の世代はいまだに、産近甲龍を滑り止めの大学だと思っていますが、

「もう時代は変わりました」と厳しかった2018年私大入試戦線を振り返っています。

 

A大学が第一志望なら、B大とC大を滑り止めに受けて・・・。

このような従来の図式が成り立たなかったのが2018年私大入試戦線でした。

  

原因①入試方式の多様化で志願者増加

 

私大が難化した理由の1つは、志願者数の増加です。

 

昨年(2017年)の私大入試の志願者数は前年度比で約8%増でしたが、

2018年はさらに7%の増となっています。

ちなみに、志願者数のトップは5年連続で近畿大で、2018年は15万人を超えています。

 

でも、人口減少と少子化が同時並行で進んで、

18歳人口は減っているのに、なぜ、志願者数が増え続けているのでしょうか?

 

それは、大学入試が多様化したことによって、受験生の併願数が増えているからです。

 

例えば、東京の大学が日程をずらして、東京と地方とで入試を行うことは従来から一部で取り入れられていましたが、それが近年ではごく一般的となっています。

 

また、私大のセンター試験を利用した入試が人気で、志願者は前年比で10%ほど増えています。さらに、1つの大学で複数の学部・学科を受験することが可能となる環境を整えているところも多く、私大だけで10を超える受験をする受験生も珍しくありませんでした。

 

 

 

原因②私大定員厳格化(合格者を減らす)

私大が難化した理由のもう1つは、「私大定員厳格化」の影響です。

 

これは、大学教育の質の向上などを目的に、

国(文部科学省)は私大の入学定員超過に対して、

私学助成金の交付をカットするという措置のことです。

 

2015年までは総定員8千人以上のマンモス大学は、

入学定員充足率(国に届け出た入学定員に対する実際の入学者の割合)が

1.2倍までに抑えられていれば、私学助成金は満額が交付されていました。

 

ところが、この基準が2016年度は1.17倍、2017年度は1.14倍、

2018年は1.10倍と年々厳しくなっており、

基準が達成されないとペナルティーとして助成金が全額カットされることになりました。

 

さらに、受験生にとって悲報ともいえるのは、

基準が0.95~1.0倍に抑えられたら、助成金は一定の額が上乗せされて交付されるのです!

 

私学助成金は、私大の収入の10%を占めているのが通常です。

これが全額カットされるとなると、もはや大学経営は成り立たなくなります。

 

大学としては、これまでは、定員より多めに合格者を出して入学者を確保してきましたが、

万一それで入学定員をオーバーしてしまったら大変な事態に陥ります。

国の定めた基準を0.01でも超えないように合格者を絞り込む状況となっているわけです。

 

実際のところ、私学の最高峰とされる

早慶上智では、前年に比べての合格者数は3,092人の減、

MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)は8,094人の減、

関西の雄・関関同立(関西学院・関西・同志社立命館)も8,603の減となっています。

ちなみに関関同立は3年前と比較すると14,000の減となっています。

  

ちなみに、この「定員厳格化」措置は、安倍内閣の「地方創生」政策の一環といわれています。東京・名古屋・大阪の三大都市圏に学生が集中するのを抑え、地方へ振り分ける狙いがあるとされています。 

 

2019年入試の考察

2019年入試を受ける今年の受験生は、2年後に「入試改革」を控えています。

センター試験が廃止され、

その代わりに記述式問題を含む「大学入学共通テスト」が導入され、

その他の入試のあり方も大きく変わります。

そのため、「2浪」しない限り影響はないにも関わらず、

現行の入試での確実な合格を目指し、18年入試以上の“超安全志向”となると予想されます。


一方で、大~中規模の私立大の入学定員超過率は厳しく抑制されたまま固定され、

推薦・AO入試も一般入試も、合格者の絞り込み(=難化)が続くものと思われます。

 

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